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社会課題解決入門「社会課題解決とは何をすることなのか?」第1回

ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透

社会課題解決とは何をすることなのか?

これまで社会課題の7つの特性を述べてきましたが、その特性から、「社会課題解決とはどのようなことをすることなのか」を考えてみたいと思います。その前にこの社会課題の7つの特性の本質は何かを考えてみたいと思います。

社会課題解決の本質=創発(生成変化)​

社会課題の特性の本質は3つと考えました。1つ目は、社会課題は変化しづける複雑なテーマであること。2つ目は決められた解決方法が存在しないこと。3つ目は、社会課題解決は常に新たな課題が発生し、終わりがないこと。よく考えてみると我々はこういった社会課題を、固定的で動きがあまりなく、正しい解答とその解答方法があるもの、どこかで収束するべきであると考えているのではないでしょうか。そのメンタルモデルそのものに問題があるように思えます。そこで社会課題解決を、従来の限られた範囲の課題解決とは全く別に考え、次の3つの視点で捉えなおすべきと考えます。

①課題解決の仕掛け、構造をつくること
②課題解決をするのではなく、解決し続けること
③決められた解決手段に当てはめるのではなく、つねに組織が学習し続けること

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